糖化とは一体なんのこと?!
老化を防ぐためにも必要な「糖化」の知識
体を健康的に守っていくためにケアする=つまり老化を促進させない「エイジングケア・アンチエイジング」のためには
酸化から体を守る必要があるのですが
この中でも、最近私が着目しているのが「糖化」によるものです。
糖化ってなに?!
よく酸化と一緒にエイジングケア(アンチエイジング)の際に用いられる「糖化」ですが
”体のサビつき”を意味する酸化に対して
糖化とは簡単に言うと
「体の焦げ付き」
を意味します。
AGEs(終末糖化産物)と言ったりもするのですが
余分な糖質とタンパク質が結びつくことで
血管などに悪影響をきたし老化が進むということです。
簡単に言いますと「糖尿病」なんかは糖化の極みですね。
糖化が進むとどうなるの?!
糖化が進むとどうなるかと言うと、女性には悲しい
”美容”への影響が特に大きく見られると言われています。
- 疲れやすくなる
- シワやシミ、たるみが出やすくなる
- 血管に影響
簡単にいうと「老けて見られやすくなる」のです。
・・・恐ろしいですね。
また、血糖血を急激に上げるような生活を続けている人は糖化が進みやすいと言われています。
糖化は知らない間に進んでいる?!
私は自分の糖化度(糖化年齢)を簡単に調べられる精密機器でチェックしてみたことがあるのですが
意外と糖化度が高くて驚いた覚えがあります。
その時は、糖化度を「年齢」として算出するのですが実年齢よりも10歳くらい上の「42歳」という悲惨な結果が出ました。
[voice icon=”http://shokuikuko.net/wp-content/uploads/2017/03/IMG_0059-e1508168122586.jpg” name=”食育子” type=”l line”]ちょ!糖化年齢42歳って!笑。これは酷い!もはや食育子でなく糖化育子だ[/voice]なぜ、栄養に気を付けている(と思われる)管理栄養士の私が糖化度が高かったのか。
私はもちろん、健康診断の結果はいつも正常です。風邪もそんなに引きませんし
特に”問題ない”と思っていました。そして「甘い物」もあまり食べないので糖化度が高いはずがありません。
それでも、実は糖化度が高くなる原因は他にもありました。
糖化を促進させる食品や食生活とは?!
さて、ここで「甘い物をそんなに食べない」私でも糖化度が高くなった理由を解明していきたいと思います。
糖化というのは、糖とタンパク質の結合なので甘い物だけでなく
- 甘辛い物(煮物や照り焼き)
- カラメルソース
このようなものでも高くなると言われています。
また
- フライドポテトやポテチ
- 揚げ物
- お酒(特に日本酒、ワインなどの醸造酒)
- 炒め物
- ピザ(チーズ)
- お酒
このようなものでも糖化度は高くなりやすいと言われています。
ちなみに私は、甘い物はそんなに食べないのですが
揚げ物、炒め物をつまみにお酒を飲むのが好きです。(えっ笑)
なのでこのような生活習慣の蓄積で、糖化度が進んだのではないかと考えます。
しかし...ここで落ち込んでいては管理栄養士の名が廃ります!
食事改善で、どれだけ糖化度が下がるのか糖化を防ぐ食品をしっかりとって
「糖化年齢若返り計画!!」にチャレンジしてみました!
糖化年齢を下げる!若返り計画!
糖化を防ぐ食品は?!
まず、糖化年齢を下げるためには、糖化を防ぐ食品について知ろう!
ということで、書籍を参考に調べてみました。
今回の「若返り計画」で参考にした糖化の書籍
こちらの本は、ご自身のクリニックでも抗糖化のアプローチを行っている
牧田善二先生の著書
”老けたくないなら「AGE」を減らしなさい”を参考にさせて頂きました!
この中で、糖化を防ぐ食品は
- 海藻などの食物繊維
- フィトケミカルなどを含む野菜
- 揚げる、焼くよりも”生や茹で、蒸す”調理方法
などと記載があありました。さらにこの他にも
- 緑茶
- ルイボスティー
- 生姜などの薬味
- シナモンなどのハーブ
これらも抗糖化におススメとのことなので
これらの「糖化を防ぐ食品」を用いたメニューを継続してみることにしました!
糖化を防ぐ「抗糖化メニュー」を管理栄養士が作ってみた
【朝ごはん】抗糖化納豆ごはん定食
- 納豆ごはん+卵
- めかぶワカメ
- 手作りなめ茸
- サラダ
- きゅうりの浅漬け
血糖値の急上昇を防ぐ「めかぶ」に、生野菜サラダもたっぷりと。
これまた食物繊維の多い「なめ茸」も組み合わせました。
「生野菜」は糖化度が低いので、糖化を防ぎたいときにおススメな食材です。
納豆に「すりごま」をたっぷり加えて、さらに血糖値の急上昇を防いでいます。
【昼ごはん】きのこピザとたっぷり野菜サラダ(外食)
- ホウレン草のポタージュ
- たっぷり野菜のサラダ
- きのこピザ
- 豆乳ゼリー
お昼は外食でしたが、きのこのピザを選びました。糖化度の高いチーズは乗っていません。
ドレッシングはレモンのさっぱりとしたドレッシングで頂きます。
スイーツを食べる場合も、焼き菓子より冷やし固めただけの豆乳ゼリーの方が糖化度が低めなのです。
(焼いて焦げることで糖化物質が発生するので)
【晩ごはん】野菜と海藻たっぷり抗糖化おつまみ御膳
- ポークソテーサラダ
- きのこの炊き込みご飯
- 冷ややっこカブ葉のせ
- もろきゅう
- かぶの昆布和え
- ズッキーニのソテー
- めかぶ
- なめたけ
- 焼き海苔
晩ごはんは、ちょっとおつまみっぽいメニューになりましたが、お酒は飲んでいません笑
(映っているのは、抗糖化におススメの緑茶です)
晩ごはんも、基本「切って和えるだけ」な手抜きメニューながら
「海藻」「きのこ」「生野菜」をたっぷり使って糖化を予防しています。
全体的に薄味にしています。品数が多いので満足度も高いですよね♪
こんな感じで集中して1カ月間、糖化予防食を緩やかに続けたのでした。
抗糖化メニューを1ヵ月続けた結果
クリニックの糖化年齢測定器を使って調べてみたよ
(糖化度を測定するAGEリーダーという機械で計測)
最初、42歳だったのですが(その時の写真残ってない)
なんと1ヵ月間の「抗糖化メニュー」で32歳に!!!
やっと年相応になりました!!笑
つまり1ヵ月間で10歳糖化年齢が下がったことになります。
糖化年齢が10歳若返ったことで変わったことは?!
とは言え、糖化年齢が若くなったところで何かが目に見えて変わる訳ではありません。
しかし、抗糖化メニュー=野菜たっぷりの栄養バランスメニューなので
- 肌の透明感が増した
- 疲れにくくなった
- 体重が2kg減った
などの変化は体感レベルですが、現れました。
あと、この1ヵ月間ほぼ毎日飲んでいた糖化の原因の1つ「お酒」を飲まなかったので
寝起きが大変よくなりました笑
(結局お酒?)
1ヵ月で糖化年齢を10歳下げるための食事のコツまとめ
というわけで、糖化というのは目に見えないもので
なかなか気にしないことかとは思いますが
- 揚げ物
- ピザ
- スイーツ
- お酒
- 野菜の少ない食事
で少しずつ私たちのカラダで糖化は進んでいて、これらの食生活を少しチェンジして
- 海藻
- 野菜
- きのこ
- 生や茹で、蒸しのシンプル調理法
を増やしていくことで、糖化も予防ができる。
また、糖化を予防する食事法とは結局は「栄養バランスの整った食事法」である。
ということです。
糖化が気になるかも?!という方は、この糖化を予防する”抗糖化メニュー”、参考にしてみてください!
食育子@ズボラ管理栄養士
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