学生時代のレベルって、あんまり社会に出てから関係ないかも知れない。
先日、非常勤で講師をさせて頂いている服部栄養専門学校の卒展にお邪魔してきました。
服部学園の卒展見てきました。
賞をとってもとらなくても、美味しそうな料理たちに胃袋つかまれましたよ!
授業中とはまた違ったカッコいい姿を見せてもらいました。卒業おめでとう。 pic.twitter.com/oiokBRMZGy— 食育子 (@maeikko) 2018年3月3日
豪華なお料理ばかりで、本当美しくって、普段は座学の授業でしか学生さんと接触する機会がないので
こうやって”職人の仕事”を見させてもらうことで、感動してしまいます。
そして、卒展へ行ったときに学生さんたちが言ってたんですよね。
「なぜ、あの作品が賞をとれて、これが賞をとれなかったのか分からない」
「あぁ、自分も受賞したかったなぁ」
と。
やはり、受賞できるならしちゃいたいのが心理ですよね。そりゃそうですよ。
そこで...自分自身の学生時代を思い出したのですが
私、栄養の大学時代に調理のテストやら色々ありましたが
ひとっつも賞なんて取ったことありませんでした!!笑
10年後先生をやっているような人間ですら平凡な成績やったぞ!笑
しかも、その大学も最初は「センター試験で失敗したから滑り止めで仕方なくいったぜ」
ってくらい、下に見ていたクセに大学で首席だったワケでもないですしね。
(中の上くらいですかね)
あ~、カッコ悪いですね!!笑
授業の内容は楽しかったのですが、よく寝るしよく遅刻もするし、全てを全力で真面目にやる学生ではなかったので
学生時代は、授業や実習のほとんどを70%くらいの力で「ま、受かればいいっしょ~」くらいの感覚でやっていました。笑
(心当たりある学生いるでしょ~?!笑、私も一緒だったんだよ!)
ま、本位じゃなかったからナメてたんですよね。
本当に行きたい学校じゃなかったからスネてかっこつけてた。
(そんなに、ナメてるんだったら、寝てても一番とれるくらいかっこつけろってね)
それが逆にかっこ悪いってことに、社会人になって知りましたよね。
調理実習の授業も、雑すぎて先生によく怒られていました。
でも怒られても「ふーん、別に私本気だしてないし~」って悔しくもなかったんですね。
それどころか
「私、元から盛り付けのセンスないから仕方ないもん」
「別に、料理人になるわけじゃないし」
って言い訳ばかりしていたんです。
それが...変わったきっかけが”具体的な将来の目標を持つようになってから”
目標を持ってから、意識が変わった
それまでは、調理実習も適当で「ダルいな~、早く終わってバイト行きたいな~」
くらいにしか思っていなかったのが、大学の3年後半?くらいだったでしょうか
”将来は、上京して管理栄養士として独立するんだ!そして、講演とかするし、雑誌とかに私のヘルシー料理を載せたりするんだ!”
そう思ってからは、ガラリと意識が変わりました。
盛り付けが上手だった友達の、盛り付けを分析するようになりました。
その友人に「どう意識して盛り付けしてるの?」と質問するようになりました。
その盛り付けが上手な友人は、当時料理研究家のアシスタントさんをしていたので
・どんな食器を選ぶのか
・カトラリーをどう置くのか
・どんな食材の切り方をするのか
そういう今まで、全く意識していなかったところまで見るようになりました。
料理本や雑誌もよく読むようになりました。
私、めちゃくちゃ手先が不器用なので、練習しても練習しても包丁で真っすぐ切れないのですが笑
病院に就職して、先輩たちに「汚い切り方」とか馬鹿にされても
自宅で毎日オレンジのカット練習をしたりしました。
もう、あの学生時代に全く平凡で努力せず、ぼ~っとしていた頃が嘘のように
めちゃくちゃ悔しくて、上達したくて練習したり勉強したりしました。
つまり、何が言いたいかというと
学生時代に、賞をとれなくても、あとは自分の頑張り次第だから大丈夫だよということです。
学生のときは「天才は天才だから、自分なんか頑張ったってしょうがない」
って思っていました。
別に今でも相変わらず不器用ですが笑
その数年後、私でも本で料理レシピの連載や料理教室のお仕事とか
出版の料理監修とか、そういうこともやらせて頂けるようになったので
才能より、意識と継続力だなと思います。
まとめ:才能はあんまり関係ないかも?!
つまり、学生時代にパッとしなくても諦める必要なんて全くなくって
「なりたい」目標があるならば「どうしたらそこに近づけるか」を分析して
「そのために何をすればよいか」をリストアップする
それを試行錯誤しながら「やり続ける」それが近道だと思います。
出来ない理由を述べるだけなら、誰でも出来ます。
天才でも、自分の才能を使うことなく世に出ない人もいます。
だったら平凡でも、平凡よりずっと不器用でも、それ以上に意識して続けていけばいいだけのこと。
大学時代の自分に言えるとしたら
「(センター失敗して)スネている時間、ほんと勿体ない!!!!」
という喝ですね笑
平凡パワー、見せつけてやりましょう。
食育子@ズボラ管理栄養士
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