台風15号の影響で10時間以上の「停電」を経験して分かった災害時に必要なこと

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先日の月曜日(9月8日夜~9日)に関東を襲った強い台風15号。東京の方では通勤ラッシュと重なり

  • 「普段30分ほどの通勤時間が5時間かかった」とか
  • 「最寄り駅から電車に乗るのに入場規制になった」とか

最初はこのような報道が多かったように思います。

そして、千葉県南部の方では台風が直撃し倒壊などの被害が大変大きく、未だに停電やライフラインが途絶えているところもあるとのこと。

深くお見舞い申し上げます。

いつも関東に台風が直撃する時はここまでの被害はなかったように思います。ですが、建物の倒壊の様子や停電がなかなか復旧しない様子を知り胸が痛みます。というのも、実は私も今回の台風15号により10時間以上の停電を経験したからです。

台風15号で神奈川県の一部も停電していた

「今回はいつもよりも台風が強いらしい...けどまぁ、大丈夫だろう」

まさか夕方の台風上陸のニュースを見ていた時には台風による停電が自分の家に発生するとは、思っていませんでした。九州出身の私は、台風が直撃することに関しては慣れており、正直なところ

  • 「またか...」
  • 「ま、寝ていたら通り過ぎるだろう」

くらいに思って余裕ぶっこいていました。雨戸すら閉めずに「そろそろ来るのかな~」と、床に就いていたのです。

しかし、今回の台風は違いました。

なんか異様に風が強い!

初めて、キッチンの排水溝が「ポコポコ」なるのを見ました。

その音で眠れないでいたのと、あまりにも強風で、目の前の電柱が家に倒れて来たらどうしようと怖くなり、台風直撃中に窓を開けました

...強風過ぎて窓が開かない!!!!

何とか、雨戸を閉めたのですが、今回の台風は風の音が強すぎて不安でたまらなくなったのです。今まで九州で幾度となく台風を経験してきたのにこんな不安な気持ちは初めてでした。

すると、事件起きたのです。寝付けずトイレに行こうと瞬間 「パチンっ」 と音がして停電したのです。

すぐに停電は復旧すると思ったのに

停電自体の経験はあります。しかしその際には20分後くらいにすぐ復旧しました。なので

「ま、そのうちすぐに電気はつくだろう」と楽観的に思っていたのです。

・・・それが間違いでした。

1時間経っても2時間経っても電気はつきません。冷蔵庫の中の食糧が大丈夫か気になって仕方がありませんでした。ニュースを見ようにも

  • 情報源であるテレビは見れない
  • Wi-Fiが飛ばないからネットの動画ニュースが見れない

普段、どれだけ生活を電気に頼っているのか改めて知ったのです。そして、その時になって初めて「自分の防災意識が低さ」を実感したのです。

防災セットを準備しているだけでは全然足りなかった

私は、一応

  • 簡易トイレ
  • 非常食
  • 保存水
  • 懐中電灯
  • ラジオ

などのセットになりそうなものを購入していました。お水も賞味期限5年の保存水をAmazonで購入して、備蓄していました。

しかし、夜中にいきなり停電して気づいたのです。

「どれも購入しっぱなしで、いつでも使えるように準備していなかった!」

まず、そもそも「防災セット」を収納庫の戸棚の上にしまっていた→明かりがないと肝心の防止セットすら見つけられない

というミスを起こしていたことに気が付いたのです。

何とかスマホのライトで明かりを照らして探しましたがそもそも停電するなんて想定していなかったのでスマホの充電すら55%くらいです。さらになんとか探し出した防災セットの中の懐中電灯、パッケージに入ったままで乾電池が入っていない!!すぐ使えない!!

ラジオに至っては、どこに収納しているのかすら忘れていました。携帯(スマホ)だけが情報の頼りなのに充電が減るのであまり使えません。

「ちゃんと携帯フル充電しておけばよかった!枕元に、モバイルバッテリーを置いておけばよかった!」

と強風で真っ暗闇の中、後悔していました。

【教訓①】
防災セットは、すぐに使えるように準備しておくこと。真っ暗でも取り出せる場所に保管しておくこと。

(ソーラー充電式のモバイルバッテリーとか用意しておけば良かった...)

全てにおいての充電が足りない!

暗闇の中、カバンというカバンを引っ張り出し、持っているモバイルバッテリーを何とか探しましたがこのモバイルバッテリー自身も充電が「50%」ほど...

パソコンも「明日の朝、充電しよっ!」と思っていたので充電が残り30%くらいしかありません。そう、災害情報の頼みの綱である「スマホ」の充電をするためのアイテムがことごとく充電不足!!だったのです。

【教訓②】
充電、いちばん大事!!!寝る前にありとあらゆるものを充電しておくこと!!モバイルバッテリーの場所も分かるところに置く
私は、停電した際の情報源として情報の早い「Twitter」を使っていました。Twitterに登録していなくてもヤフー検索の「リアルタイム」で検索すると出てきます。
その結果、神奈川県の停電情報を確認し、神奈川県でも多くの場所で停電が起きていたとのことが判明。
翌日のニュースで、関東圏内だけで一時的に93万戸が停電していたことを知りました。

朝起きてもまだ停電!

さて、朝の6時ごろ目が覚め「そろそろ電気は復旧しているだろう」と思ったのですが、相変わらず停電していました。ネットで情報収集すると、すでにほとんどに家では停電が復旧しているではありませんか...

さて、実はここからが最も今回の災害に関して恐怖を感じたことでした

メディアではもう「過去」のニュースになってしまっている!

相変わらず我が家は停電したまま

  • 電気もつきません
  • クーラーもつきません
  • 「台風情報」を流しているテレビももちろん見れません

モバイルバッテリーの残り少ない充電で少しはスマホのバッテリーが回復しましたが、このネットしか情報源がありません。

それなのに、どのネットニュースをチェックしても

「もう台風は太平洋側に通り過ぎました」

「一時期は関東圏で93万件停電していたようです」

と、まるでもう完全に終わった過去の話になっていたのです。

停電している身からすれば本当は

「なんで停電になったの?」

「どうしてこんなに復旧まで長引いているの?」

「いつになったら復旧するの?」

こういうライフラインの情報が知りたいのに、ほとんど情報が出ていない!!!!!

これが私にとっての一番の恐怖でした。越してきたばかりでご近所さんの知り合いもいない。

(通勤ラッシュと重なり、電車も入場規制で駅前はどこも行列だから、通勤する必要のない自分がむやみに今駅付近に近づくと混乱を助長するだけだろう)

だけど、不安で仕方がない!!!

朝の9~10時ごろのことでした。(この日は幸いにもお仕事はお休みでした)

停電で熱中症になりかける

さらに、追い打ちをかけるように、日が少しずつ照りはじめると、今度は家の中が異常に熱くなりました。

なんと言ってもこの日は、”猛暑日”。停電していない地域ですら熱中症に注意が必要なのに、湿気×高温×電気ナシはかなり堪えました。普段ならすぐにクーラーをつけますが、それが出来ません。冷蔵庫も使えないので、冷たい飲み物も飲めません。

常温のお水を飲み、顔に水道水をかけて暑さをしのぐしかありません。

一向に停電が復旧しないから避難の準備をはじめる

ネットで台風情報を検索しても、その時点では停電がいつごろ復旧するのか分からないままでした。

12時を過ぎ、いよいよ室内が限界値くらいまでの暑さになりました。どんどん停電が復旧した地域が増えているようですが、相変わらず我が家は停電したまま。。。

「このまま家にいると、恐らく熱中症になるぞ」

キケンを感じた私は、ネット情報どうやら停電していない駅の向こう側の通りを目指して、家を出ようとドアを開けました。

(リアルタイムで地域の名前を検索していきます→地域の名前でヒットするので、地域を絞っていきます→アウトな場所とセーフな場所を洗い出します)

その瞬間

”パチパチっ”  11時間ほどつづいた停電がやっと復旧したのです(冷蔵庫のアイスはドロドロに溶けてしまいました)

あぁ!!!やっと復旧した!!(泣)

交通網の混乱している中、職場に駆けつけて復旧してくれた技術者の方々、感謝いたします。

実際に災害に遭い怖いと感じた点

さて、長くなりましたがここからが本題です。今回の台風による停電で初めて私は「災害に対する当事者意識」がやっと芽生えました。

(今まで、数々の災害の被災者の方、気づけなくて本当にごめんなさい)

ですが、自分が短時間ながらも”台風による停電”を実際に経験して思ったこと、そして今後の災害に備えて是非準備しておくべきことをまとめていきたいと思います。

①災害時の情報が少なすぎる

私が今回の経験で、もっとも恐ろしく感じたことが「ライフラインに関する情報の少なさ」です。停電が解消し、真っ先にテレビをつけたのですが、普通にいつもと変わらない日常でお昼のワイドナショーを放送していました。

台風情報もほとんど放送されていませんでした。もう過ぎ去った昔の話になっていたのです。

「え!!まだ停電している地域もあるのに、どの地域が停電で復旧見込みなのか情報が欲しい」

ですが...そもそも、いくらテレビで停電による放送をしたところで停電している家はテレビを見られないので、実際にはネット情報が頼りになります。

しかし、これもTwitterのように個人レベルの情報が一番早く、公的機関の情報は10時間経ってもあまり変わっていませんでした。

このことから、私は「自分の身は自分で守るしかない」と改めて思いました。災害時、待ちの姿勢では生きられないかも知れないと感じました。

→つまり、”リアルタイム検索”には普段から慣れておくことをおススメします!

(ただし、大きな災害時にはデマも多く流れます。冷静に判断して嘘の情報は鵜呑みにしないようにしましょう)

②電気がないと命のキケンにさらされる

今回、電気が使えないという状況になって初めて「どれだけ、電気に頼っていたのか」と実感しました。だって

  • 情報源であるテレビが使えない
  • WiFiも繋がらないから、動画のニュースもたくさん見れない
  • ネットでさえもスマホやパソコンの充電が切れたら終了

ここにも危機感を抱きました。その為にも月並みではありますが「ご近所づきあい」だったり地域との連携を普段からしておくべきだと感じました。

また、自分はまだネットで情報を得られたからマシでしたら、もしもネットに疎い人検索の仕方が分からないご老人だったら、動くにも動けなかったのでは?と思ってヒヤっとしました。地域のおじいさんやおばあさんとも普段からコミュニケーションを取っておき、いざという時に

「停電、まだしばらく続くみたいだけど大丈夫?お水はある?喉乾いてない?」

などと、助けあるようにしておいた方が良いと思いました。

また、電気の大切さを身に染みて感じた私は、即「持ち運び可能な発電機」を購入しました。電気だいじ。バッテリーだいじ。

(↑スマホ、パソコン、小さい冷蔵庫の充電も出来て、接続するとソーラー充電が可能)

③自分よりもっと大変な人がいるだろうと思ってSOSが出しにくい

今回、私の家はまだ1日もかからずに停電から復旧しましたが、千葉の方ではまだ復旧していない地域もあります。また、私の思う被災者心理として

「自分より、もっと大変な人がいるから、自分くらいでは困っていると助けを求めにくい」

と感じて何も言えない人もきっと大勢いるのではないかと思います。また、そもそも「どう助け船を出して良いのかもわからない」という人も多いと思います。日本人的な”人様に迷惑をかけたくない”という発想かとは思いますが、私は今回の件で思いました。

「ピンチの時には、甘えて良いんだ」

と。もしも、そのまま停電が続いて室内で熱中症になっていたことを考えると、早めに家を出て電気の通っている地域へ向かうとか、もっと災害時には

「ただ待つ 以外の選択肢」を持った方が良いと思いました。

防災セットに”季節対策”を加える

私が今回の停電で、学んだことは「防災の準備で季節的な配慮が足りなかった」ということです。

これは猛暑日に停電し、熱中症になりかけて気が付きました。例えば、防災セットの中に

  • 熱中症対策タオルを入れておく
  • 電池式のミニ扇風機を入れておく
  • 簡易式の保冷剤を準備しておく

などです。

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また、冬の場合に備えて、例えば

  • カイロを多めに準備しておく
  • 折り畳み式のダウンを入れておく
  • ガスボンベで温まるストーブを用意しておく

などです。

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まとめ

ここまで長々と書いてしまいましたが、つまり災害やライフラインの停止はいつ起こるのか分からないので、リスクを分析し

  • 防災セットを準備する
  • 防災セットをすぐに使えるようにしておく
  • 停電になった時の為に1~3日分くらいの飲み物とバッテリーを準備しておく
  • 防災セットの中に「季節対応のもの」も準備しておく

ここは最低限、確保しておくことをおススメします。

(台風は、まだ来るのが分かるけど地震はいきなり来ますからね)

あと、これらを書いていて思ったのが「アウトドア用品って最強なのでは?」ということです。

米の量と水の量を計らずに、鍋で適当に炊くくらいしかサバイバルスキルがないので

それも含めて、サバイバルスキルを高めていきたいと思いました。

皆様の防災対策の参考になりますと幸いです。

また、今回の台風で被災された地域の早い復旧・復興を祈っております。

台風15号に伴う被災者支援の募金(ヤフーネット募金)

ふるさと納税でも復興の募金ができるそうです

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本名「川村郁子」福岡出身。管理栄養士なのにお酒と美味しいものが大好き。 栄養専門講師や、ラジオDJ、食育イベント、WEBサイトの編集長、テレビショッピング出演などを通して 「お酒も美味しいものを食べながら太らない方法」を伝えている。 ちなみに、博多弁はリクエストがあればバリしゃべるけん。

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本名「川村郁子」福岡出身。管理栄養士なのにお酒と美味しいものが大好き。 栄養専門講師や、ラジオDJ、食育イベント、WEBサイトの編集長、テレビショッピング出演などを通して 「お酒も美味しいものを食べながら太らない方法」を伝えている。 ちなみに、博多弁はリクエストがあればバリしゃべるけん。