国家資格なのに稼げない管理栄養士の我々がやるべきこと

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管理栄養士って国家資格でそこそこ難易度も高いのになぜこんなに稼げない業種なのか

今まで「保育士」や「介護士」などの給与の低さがずっと話題になっている中で

やっと「管理栄養士の給料の低さにもスポットライト当たった」と少しだけ嬉しくなったダイアモンドオンラインの記事がコチラ

この中でも「食育ブーム」「健康ブーム」で管理栄養士という職業が注目されているのに

実際には長時間労働だったり、厨房の中でも嫌われ者で色んな人の意見を加味しなければならない中間管理職なのに

ストレスだらけの割には、アルバイト以下の給料だったりするわけです。

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管理栄養士はナゼ薄給なのか

管理栄養士、栄養士の給料を上げる方法を考えてみた

 大学で学んだことと委託給食会社に入ってからの差

私も大学で学んだこと

教授
君たちは、将来病院などで医師たちとチームを組んで、患者さんの栄養管理を行うんだよ

と、言われていたのが実際に現場に出てからは

「調理も何もできない癖に、正社員とかwww、厨房を取り仕切ってるのは私たちパートなのよ」

「は~あ、また栄養士が発注間違えたから私たちが大変だわ~」

「栄養士の献立のせいで、こんなに残飯あって患者さんも可哀想」

「なのに、私たちより給料貰って、この給料ドロボー!」

注)僻まれても仕方ないくらいコチラも大卒にしては給料低いです

大学の新卒(23歳)って、一般的には企業で一番可愛がられる年齢じゃないですか。

それなのに、この業界(厨房)では一番やっかまれて辛い年齢なんです。

別に私たちの給料だって低いのに、底辺争いをしているんです。

(パートさんも、当時の時給600円台とかだから、それはそれで可哀想なのですが)

当時、大卒なのに新卒の手取りで14万円くらいだったでしょうか。

5月に管理栄養士国家試験の合格通知が届いてからは、2万円昇給になりましたが

それでも、手取り16万円

九州で暮らしていたとは言え、大学出てこの給料はふざけんな!!!と思っていました。

(け、謙虚さ笑)

そして、どんどん辞めていく同期たち

比較的強い私のメンタルですら、3カ月でボロボロになって精神科に行きかけました。

数カ月毎の研修で顔合わせる度に、同期の人数もどんどん減っていました。

「辛いことあったら、相談してね」

って言ってても、誰にも言えないくらい追い詰められて、入院してしまう子もいました。

それなのに、給料は低いんです。

ポイント1「現場が辛い、なのに給料低い=離職率が高くなる」

管理栄養士が稼げない理由を独断と偏見で考えてみた

では、ナゼ稼げないのかと言うと、あくまで私の独断と偏見ですが...

(私自身、病院管理栄養士はもう10年前の話なので時代は変わったかもしれませんが)

①財源となりにくい

シンプルに「栄養」「健康」が、まだ収入源になりにくいんでしょうね。

少しずつ変わってはきていると思いますが、まだ根拠のないダイエット法が人気になったりしていますしね。

まだ日本の仕組みが未病とか健康でお金をとれる仕組みではないのもあると思います。

医療保険制度も関係していますが、病気になって初めて健康を意識という方も多いのも原因としてあると思います。

ここに関しても、語るとまた長くなってしまいますがまとめると

1:健康に関する意識がまだ低い国民性なので利益になりにくい

2:かと思ったら、根拠のない極端な〇〇療法には踊らされている

こんなイメージです。

②若手が育ちにくい

また、先述したように、結局「病院栄養士」といっても厨房で調理したり

献立作ったり発注するだけの管理栄養士でなくても出来る業務に追われたり、厨房の人間関係トラブルで

本来の目的である「病棟訪問」だったり「栄養管理計画」だったり「栄養指導」の経験が積みにくいのではと思います。

なので、管理栄養士の資格は持っていても、経験がないから出来ないという方も多いかと思います。

③シンプルに女性が多い職種だから

これはどうしようもできないのですが、産休制度、育休制度が少しずつ充実してきたといえども

結婚・出産などライフステージの変化でキャリアを断念せざるを得ないのはやはり女性の方が多いので

結婚や出産を機に、管理栄養士職を辞める→また新しい人材を育てる必要がある

のではないかと思います。

ブランクが長いと、少し自信もなくなりますよね。

...ただ、私思うのですが、管理栄養士が看護師並みに給料を貰えていたら復帰する人多いと思いますよ。

「専門知識を生かせないし辛い割には、薄給」だから、優秀な人材が戻らないじゃないかと思っています。

④大学が管理栄養士増やし過ぎ問題

あと、認定校が増えた影響で国家試験保持者が増え過ぎているというのも理由の1つとしてあるかもしれません。

需要と供給のバランスですね。これに関しては、弁護士や薬剤師など管理栄養士以外の国家資格でも問題となっていますよね。

⑤業務独占ではない

管理栄養士にしかできない業務って、あまりなく(〇〇床以上の病院・施設に〇人、置く義務とかくらい)

調理師にでも栄養士にでも、はたまた無資格のパートにでも出来る仕事って多いんですよね。

食事指導だって、民間のフード系の資格を持ってやられている人もいるので、専売特許じゃないんです。

何なら、「病院で管理栄養士していました」って人よりも「スポーツインストラクター」「エステティシャン」の方が数をこなしている可能性もありますしね。

専門知識は持っていても、他業種にでも出来る仕事だからお金になりにくい

というのもあると思います。

では、管理栄養士が稼げるようになる為にはどうすれば良いのか

さて私はただグチグチと「稼げないよね~」「だから仕方がないよね~」で終わるのは嫌いなので

ではどうすれば改善していくのはを考えていきたいと思います。

まず、「やりがいがあれば給料が低くてもいい」という方は、そのままで良いと思うのですが

「やりがいも大事だけど、給料も大事」という方の参考になりますと幸いです。

①そもそも給料の低い会社(組織)へ就職しない

給料って最初から分かることなので、あまりに馬鹿にしたような金額の場所では働かないようにする

これを、一斉にみんなが行うことで、管理栄養士に価値を感じない組織は淘汰されていくと思うんです。

私はまずコレを押したいと思っています。

「そうだ!みんなで、高いところへ行こう!」って笑

そういう意味では「給料の高い会社へ転職する」というのも1つの方法だと思います。

例えば、同じ栄養士でも健康食品の会社製薬会社だと給食系よりは少し上がるかも知れません。

②個性や特技を磨く

コレは、フリーランスとしての話にも繋がりますが、これからは副業も可能になっていくことでしょう

その中で「自分にしか出来ないスキル」を磨いていけば良いのです。

”自分には何も得意なことがないんです”

という人は、好きなことを極めればいいと思いますよ。これは栄養と関係ないことでも良いと思います。

例えば「イラストを描くのが好き」だったら、そのイラストで栄養指導を表現してみれば良いのです。

※この場合の注意点は「凄い人と比較しない」ことです。

上には上がいて当たり前なので目標にする程度にしましょう!

ちなみに私は、とにかく昔から(大学生の頃から)ブログを書くことがとても好きでした。元々はただの備忘録として始めたものでしたが、フリーランスになった際にブログの書き方などを本などで勉強し、ブログ経由からお仕事をいただくというケースも多々あります。

〇ものを書くが好きな方はブログを書く

〇盛り付けセンスがある方はインスタなどで料理写真を投稿し続ける

〇動画編集が好きな方はyoutubeをアップする

などネットを通じて情報発信するというのも、働きながらできる1つの自己表現かと思います。そこ経由でお仕事の依頼が来ることもあり得ます。

③一旦、資格のことは忘れる

これもアリなのかなと思います。もちろん、資格ありきで動く仕事も沢山あると思いますが

管理栄養士である前に、貴方は貴方です。一人の人間として生きていいんです。

「給食しかやったことがない」でも全く別のことをやったって良いと思います。

「やっぱりお金が大切って思った」のであれば、給料の良い他業種に行ってもいと思います。

一旦、資格を忘れて思い出すくらいでちょうど良いのかも?知れません。

例えば、栄養士だけどインストラクター系のお仕事で給料アップした方もいますし、エステティシャンとして独立し自分のサロンのお客さんにエステ施術をしつつ栄養相談に乗ることで栄養士時代よりも給料アップしたという方もいます。

④副業をする

栄養士のお給料は、もう悲しくなるくらい薄給ですが、副業という方法もあります。

(ただし、現在勤めている会社が副業可能の会社なのかは要確認です)

栄養士のお仕事、特に給食業務で正社員の場合は急なシフト変更やパートさんのお休みなどで出勤などもあるのでシフト制の飲食系アルバイトなどをするのは難しいこともあります。オンラインでできるお仕事ですと

  • クラウドワークス
  • ランサーズ

でライター業をやったり、あと食事指導をオンラインでできる企業の求人などもあります。スキマ時間で出来るケースもあるようなので、調べてみましょう。

あとは、自分の知人からスタートして「ダイエットのお食事指導」をしてみるというのも副業の1つかもしれません。

知り合いや友達でそのようなニーズがない場合にはココナラなどで募って、ダイエット指導をオンラインなどでやっても良いかもしれません。

⑤スキルアップする

「稼げないんだよね~」とただ愚痴っているだけではいつまで経っても稼げません。

そのためには稼ぐためのスキルアップをしていくのも大事かと思います。

例えば、委託給食会社から大病院の直営管理栄養士へ挑戦するために、臨床栄養学の勉強を集中的に行う

というのも良いかもしれません。

先輩の病院栄養士さんは「栄養士の教科書ではなく、医師が読む医学書を読みなさい」

といっていました。

(私は、購入したのに2ページ読んで寝てしまいました...)

大学院に進学する

正直なところ、進学したから給料がアップするというわけではありませんが専門性は極められると思います。

食品化学なのか、統計学なのか、医学なのか、自分の興味ある分野を追求するというのも良いですよね。

ITの知識を身に着ける

私がもしも10年前の自分にアドバイスができたとすれば「もっとITの勉強をしておきなさい!!」と言うと思います。

プログラムスキルや、WEBデザインのスキルを学んでおけばよかったです。

例えば、プログラミングといってももピンキリですがそのスキルだけで受注を受けることも可能です。

WEBデザインも同様に「このサイトのTOPページのデザイン作って」という依頼もあるかもしれません。栄養士とは関係ないかも知れませんが

栄養の知識もITの知識もある栄養士ってカッコ良くないですか?!

働きながら、オンラインで勉強できるWEBデザイナーコースなどもあるので、興味のある方はチャレンジしてみると良いと思います!

【まとめ】でもこれからは健康や栄養が注目される時代がくると信じて

さて、現時点では「管理栄養士は稼げない:稼ぎにくい」という話をしてきましたが

これは「今」の話です。

私は将来、もっと病気になる前の段階での自己管理(健康管理)に価値が出ると思っています。

富と健康は切っても切り離せないからです。なので、今は難しいかも知れませんが

私たち管理栄養士が少しずつ皆で「食の大切さ」を伝え続けることで大切さが伝わり

それが価値になり、給料に反映されていく...

伝えるって、「家族」や「パートナー」「友達」など自分の大切な人にアドバイスしていったり

こうやってブログを書いたり、インスタで料理写真アップしながらでも良いと思います。

そうやって、一人一人が少しずつ情報を発信することで段々と地位も上がってくると思います。

「稼げない、だからダメだ」で終わるのではなく「稼げる方法」を探していって

一緒に知識を磨きながら頑張っていきましょう。

人の健康のために頑張っている私たちが報われない訳がない!

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本名「川村郁子」福岡出身。管理栄養士なのにお酒と美味しいものが大好き。 栄養専門講師や、ラジオDJ、食育イベント、WEBサイトの編集長、テレビショッピング出演などを通して 「お酒も美味しいものを食べながら太らない方法」を伝えている。 ちなみに、博多弁はリクエストがあればバリしゃべるけん。

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本名「川村郁子」福岡出身。管理栄養士なのにお酒と美味しいものが大好き。 栄養専門講師や、ラジオDJ、食育イベント、WEBサイトの編集長、テレビショッピング出演などを通して 「お酒も美味しいものを食べながら太らない方法」を伝えている。 ちなみに、博多弁はリクエストがあればバリしゃべるけん。