話題の「独身税」騒動について30代独身女性として思ったこと。

「独身税」騒動について30代独身管理栄養士の私が思ったこと

ここ数日、ニュースで話題になっていた”独身税”について。

元ネタのニュースはこちら

元々は、石川県かほく市のママ課の方が、財務省の方との意見交換の際に

「結婚したら生活水準が下がるので、独身の方に負担をお願いできないか」

と意見をただ言っただけ

の話なのですが、SNS上でも色んな意見が飛び交い

「独身者はただでさえ貧困なのに、なぜそこから税を徴収するのだ!」

とか

「自分が勝手に結婚したくせに、それを無関係な独身者から負担させるなど何言ってるんだ!」

のように炎上したのです。

 

目次

てか、独身者としては独身税取られたらとても困るが

実際には、実現がとても難しい内容なので、スルーすれば良いレベルだと思うのですが

この既婚者からの「独身者っていいよねー」みたいな目線も然り

独身者からの「自分で好きに既婚したくせに、生活水準言うな」みたいな言い方も然り

ま、どちらのいいたい事も分かりますが

お互いに思いやりなくて怖いなと思ったわけです。

皆が皆そんな考え方ではないでしょうけど、もしも既婚の方に

「好きで独身やって、いっぱい稼いでるんだから、独身者が色々と負担しなさいよ」

とか思われているのであれば、もうホント心から言いたい

「好きで独身やってるわけじゃないわ!!!!!!」笑

たまたまだ!私はたまたま独身なだけだ!!笑

あなたが結婚してるのも多分、たまたまだし、私が独身なのもたまたまなのだから

そこで羨んだり、比べたり税金託されたりやめて欲しいなと。

でも、逆にこれも考えたんです。みんなではないとは思うのですが

独身者が結婚に対して思うデメリットについて。

今回話題に上がったことがネックになっていて、結婚をリスキーに感じている人もいると思うのです。

結婚すると生活水準下がるのではないか問題

そう、それこそが、今回のニュースで石川県かほく市の「ママ課」の方が伝えた話。

”結婚し子育てすると生活水準下がる”ということ。

この問題は正直、結婚する相手にもよると思いますが

女性にとって「出産」「育児」の期間はいくらバリバリ働いていた人であっても

お金に関する生産性が下がる時期でもあるのです。

正直、私も結婚に対してそこを結構恐れています。

出産もしたいし、子育てもやってみたい。

子育ては、お金を稼ぐことでは計り知れないような価値もきっとある。

あることは分かっているんだろうけど、そうやって「お金がない!」とパートナーを責めたり

「独身の人は自由でいいわよね~」とかギスギスしてしまったり、そうなったら怖いなと思っています。

かと言って、出産後復帰したとしても保育園の費用が馬鹿にならないのも知っています。

待機児童問題もあるから、そもそも保育園に預けられるだけでもラッキー。

そうなると「子供が3歳くらいになるまでは、家にいて子育てをするしかない」

となる人も多いのではないでしょうか。

社会に取り残されそう問題

今まで、仕事をバリバリやってきて生きがいのように仕事をしていた女性ほど

この「家にいる期間」って”世間から取り残されたような気持ち”を味わうのではないのでしょうか。

『本当に私はこの人と結婚して良かったのか』

『もしあのまま独身でいたら、もっとバリバリ大きな仕事をして世界を飛び回っていたのではないか?』

『だけど、子供はめちゃくちゃ可愛いし、こんなことを考えてしまう自分は贅沢なのか...でもなんか辛い』

こう思ってしまう、子育て中のママも多いのではないかと思います。

結婚したって”タラレバ妄想”は起こり得るのでは?と。

そこで私は思いました。

今の感覚のままだと、お互いがお互いの立場の人を非難して終わるなと。

「独身はいいよねー」

「結婚してるから生活が保証されていいよねー」

「男はいいよねー」

「女も家でダラダラしてればいいだから楽だよね~」

とか、もうホント、そもそも論争してもベクトルがそれぞれ違いすぎるからなにも解決しない。

結婚してようが、していまいが別に良いではないか。

で、生活水準下がったからって、自分と無関係な人に頼らなくても政治のせいにしなくても良いではないか。

外側のせいにしていたって、自分以外を羨んだって、何も変わらないと思うんですね。

なので、私はこの件から考えたのです。

子育てをしながらでも、ちょこっとずつ社会復帰できたり

有能な女性が、在宅でも働けて、お金を稼ぐシステムを自分たちで考えていけば良いのでは?と

逆に自分のように、まだ独身のうちに結婚・出産して優先順位が「仕事」から「家族」になっていく前に

生活水準を下げないような、仕組みを作っていくのもアリだなと思います。

お互いの立場の人が「協力し合う」目的で話し合うことはとても大事だと思いますが

他社批判していたって、何も変わらない。

だから、独身の人は独身のうちから、育児休暇中に生活水準が下がらないようにするための知恵をしぼる。

育児休暇中の人は、子育てしながら、その方法を考えてみる。

そんな感じで「受動的に動いてみる」という視点も大事なのだと思います。

自分の人生は自分で責任をとった方が、結果、ラクになります。

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食育子(しょくいくこ) 福岡出身の管理栄養士。一児の母。 もともと居酒屋で飲み食いするのが大好きだったが、妊娠・出産を機にほとんど飲まなくなった。 今は、外食をあまりしなくなったので、二郎系とかを家でどうにかして作れないか試行錯誤中。
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